支援ではなく「コミットメント」し、日本の起業シーンを加速させる


丸の内起業塾
塾長
須賀 等


1985年 ハーバード大学経営学大学院卒・MBA取得
1996年 ㈱MVC(現三井物産グローバル投資)初代代表取締役
1997年 タリーズコーヒージャパン取締役副会長(現特別顧問)
2004年 丸の内起業塾創設 塾長に就任
2006年 国際教養大学客員教授就任

支援内容

丸の内起業塾を通し、アカデミズムと実践のバランスのとれた本物の起業家教育を提供

ベンチャー支援にかける想い

支援ではなく「コミットメント」し、日本の起業シーンを加速させる

所在地

東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング10F(東京21cクラブ)

コーポレートサイト

http://www.odyssey-com.co.jp/venture/index.html

得意な業種

業種限らず、幅広く起業家の育成を行います。

得意な会社規模

・シード期(設立準備段階)
・スタートアップ期(創業期、設立初期)
・アーリーステージ(成長前期)
・ミドルステージ(成長期)
・レイターステージ(公開直前期)

取得資格

MBA(Harvard大学経営大学院)


 
─ベンチャー支援の内容と特徴を具体的に教えてください。


2004年から丸の内起業塾を創設主宰し、レベルの高い起業家の輩出に努めています。1996-2000は三井グループ系のVCである㈱MVC、(現三井物産グローバル投資㈱)の初代社長を務めていました。丸の内起業塾では、起業とは何かということから、事業計画書の書き方、法務、営業・マーケティング等、精神論だけではなく、経営の技術的な部分までも網羅した内容を百戦錬磨のプロの講師陣が教えます。塾生はグループでビジネスプランを作成、良いものには出資をしたり、何等かの形で私自身が経営に参画することもあります。関与するならば第三者的でなく、自分でもリスクを取り役員や顧問を引き受けます。


─ベンチャー支援をする上で、「一番大切なポイント」を教えてください。


支援ではなく、「コミットメント」をすることが大切です。支援という言葉はよく使われていますが、軽々しく支援という言葉を使うのは無責任なのではないでしょうか。何もないベンチャー企業がほしいのは、様々な分野で本気でコミットメントしてくれる存在。起業家は大きなリスクを取り起業しているので、コミットメントする側も結果に対して責任を負うスタンスでなくてはいけません。ヒト・モノ・カネ・チエ。様々な支援の仕方がありますが、何に対して責任を負うのか。良いとこ取りではなく、自身も会社に参画し、腕まくりをして起業家と一緒に働く。そういった姿勢で、成功と失敗の責任を経営者とともに受け止める覚悟を決めることが重要。


―伸びるベンチャーを見極めるポイントを教えてください。
  Point 1   起業家が嘘をつかない誠実で信頼できる人物か?
  Point 2   情熱を以って、起業家が仕事に取り組んでいるか
  Point 3   事業を通し、社会のどの分野にどのような形で貢献するのか
  Point 4   時代にあったビジネスをし、競合に勝つ要素があるか

Point 1 詳述 :  起業家が嘘をつかない誠実で信頼できる人物か?

ベンチャーが成功するのは、人が全てと言っても間違いではありません。起業家の資質というものが本当に大切だと思っています。その資質の1つが、起業家自身が誠実で嘘をつかないこと。カネの亡者や言行不一致で信頼を失った人は当然色々な協力者も寄り付かなくなるので、ビジネスでの成功は非常に難しいものとなるでしょう。

Point 2 詳述 :  情熱を以って、起業家が仕事に取り組んでいるか

起業家が情熱に溢れていることも、非常に重要です。私が出来たばかりの会社に投資するのは事業性同様、基本的にはその人の一生懸命さ、人並み外れた情熱に惹かれるからです。大企業を辞めてまで事業を必死にやっていると、世の中に出してあげたくなる。必死で仕事に取り組んでいると、応援団となる人達もつくのです。

Point 3 詳述 :  事業を通し、社会のどの分野にどのような形で貢献するのか

会社がどのように社会にかかわり、どのような分野に、どのような形で貢献するのか。いわゆる会社のアイデンティティー、コーポレートミッションを明確にするということですが、これがしっかりしている会社は伸びます。逆にこれがない会社や、そういった価値提供よりもお金儲けを優先している会社はたいてい続きません。

Point 4 詳述 :  時代にあったビジネスをし、競合に勝つ要素があるか

成功するには、時流に逆らっていないビジネスをすることも大切な要素の1つです。事業分野のマーケットが大きくなるチャンスがあるかどうか。しかし、そういった分野は競争が激しいもの。たくさんの競合がいる中で、勝ち抜けるだけの「何か」があるかどうか。またないのなら、自分たちでそれを作れるかどうかが大切です。



─これまで行ったベンチャー支援のケースを教えてください。


私が㈱MVC社長時代、4年間で2,400件を超えるビジネスプランを見てきましたが、その中で実際投資したのは10社強。その1つがタリーズでした。当時夕刊紙で偶然タリーズの存在を知り、社長の松田公太氏とすぐに面談し、その場で意気投合し出資を決断。その時決め手となったのは会社の資本金や内容ではなく、同氏の人柄でした。もちろん私自身はVCとして資金を出資して終わりではなく、自ら取締役副会長に就任し、以降松田氏とともに会社を経営。失敗しても責任を負う覚悟で会社に参画し、当時飲食業界最速の記録で上場。現在はVCの立場ではないですが、そうした経験を活かし、丸の内起業塾で多くの起業家の輩出に努めています。


 
ケースで学ぶ実戦・起業塾
日本経済新聞出版社・共著 木谷哲夫編2010

須賀氏が非常勤講師として教鞭を取る京都大学産官学連携本部教員の共同執筆による、我が国初の本格的ベンチャー起業・成長に至るケース主体の大変読みやすく明快な実務的教科書。京都大学では大人気講座となっている須賀氏を含む5人の教員による「起業と新産業創生論」講座(全学共通科目で学部から大学院まで履修可)の正規教科書。全国の起業・ベンチャー講座を持つ大学でも好評で2010年初版以来既に第3版増刷。起業予定者必読書。


※このサイトの掲載情報については取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。
 
COPYRIGHT(C) 2008 ISHIN. All Rights Reserved.